0001それでも動く名無し
2023/03/27(月) 17:46:16.14ID:WPOXtoBA0新学期を前をにした3月25日の夜、警視庁は若者のたまり場となっている東京・歌舞伎町の「トー横」周辺で一斉補導を行い、少年少女30人を補導した。生きづらさを抱え、寂しさを埋めるべくトー横に集う少年少女たち。パパ活、違法ドラッグ、特殊詐欺の手伝い……。
Eくんは、自立援助ホームに住む少年だ。自立援助ホームとは、なんらかの理由で家庭にいられなくなった15歳から20歳まで(状況によっては22歳まで)の子どもたちに暮らしの場を与える施設で、出所後は経済的にも精神的にも自立して暮らせるようになることを目的としている。現在、全国に240以上の施設があるとされている。
Eくんは夏頃からトー横に通うようになったという。
「実家を追い出された後、施設の脱走を繰り返しながらトー横に通っていた時期がありました。その時に万引きがバレて鑑別所に1か月いって、やっとトー横に帰ってきたんです」
現在も施設で暮らすが帰らないことも多く、半ばホームレス状態だという。
Eくんは父と弟、そして祖父母と暮らしていたが、父と言い争いになった後、「家を追い出された」「その後は捜索願いも出されていない」と話す。父親は現在37歳。21歳の時にEくんが生まれたことになる。
「自分の父親ですか? 小さいころから株で失敗してたな。そうなると風呂に沈められたり、木に縛り付けられたり、蹴られたり。そんな記憶ばかり。いい思い出はないですね」
中学ではイジメを受け、今は学校も通っていない。トー横に来て彼女もでき、友達もできた。Eくんにとっては、家庭よりも施設よりも“幸せな場所”だという。だが、犯罪とも隣り合わせの場所でもある。
「大麻は7月ぐらいに初めて吸った。歌舞伎町でできた友達が、仲間だからとタダでくれた。僕はやったことないけど、特殊詐欺の受け子とか頼む大人もいるよ。5万円で頼まれて仕事したのに、結局その5万円をもらえなかった友達もいた。危ないことをさせておいて稼げないのはやばいよね」
広場で話を聞いたDくんも受け子で知り合いが逮捕されたと話していた。パパ活で稼げる女の子と違い、男の子が稼ぐ手段を見つけようとすると犯罪にグッと近くなる。
にもかかわらず、Eくんが広場に通う理由は「Fと会えるから」。
「いい将来見えないし、落ちぶれてくだけだよね。だから、自分と友達主催で過去に自殺サークル募ったこともあった。7人集まったけど喧嘩して失敗に終わったな。ねえ、F、将来は結婚して心中しよ‼」
Eくんが彼女のFちゃんに話しかける。
「うん、17歳までに死にたい。一緒にクスリしたあとTikTokして飛び降りようよ」
Fちゃんは笑顔でそう答えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ef6349c3462141c18ca69aa3b575c1d4208738b