第一生命経済研究所が、サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会での日本の躍進を受けた国内の経済効果が163億円に上るとの試算を6日までにまとめた。新型コロナウイルス禍により前回2018年開催のロシア大会の215億円には及ばないものの、ドイツやスペインといった強豪国に勝利し、サッカーへの関心の高まりが示された格好だ。

 内訳はユニホームの売り上げやサッカーを放映する有料メディアの加入料などを含む「サッカー関連」が111億円(前回は143億円)。スポーツバーや食事宅配サービスなどの「飲食関連」が52億円(同72億円)。