0001それでも動く名無し
2023/03/28(火) 20:12:09.81ID:kDgx1Mx801位:吉村貢司郎(東芝→ヤクルト1位/投手)
社会人ナンバーワンの呼び声高い右腕。大学時代は故障も多く、スピードはありながらも不安定な投球が目立ったが、社会人で上半身の力を上手く抜くフォームを身につけたことでストレートも変化球も大きくレベルアップした。昨年は夏場に少し調子を落としたものの、秋には復調し日本シリーズを控えたヤクルトとの練習試合でも見事な投球を見せて、ドラフト1位を勝ち取った。オープン戦でもここまで順調な調整を見せており、開幕ローテーション入りの可能性は高い。セ・リーグ新人王の最有力候補となりそうだ。
2位:船迫大雅(西濃運輸→巨人5位/投手)
リリーフタイプの本格派サイドスロー。聖光学院高、東日本国際大ではまとまりのある好投手という印象だったが、社会人では年々スピードアップし、ストレートは150キロを超えるまでになった。跳ねるような躍動感あふれるフォームで、高めも低めもホップするような勢いがある。スライダー、シンカーと対になるボールをしっかり操れるのも大きい。オープン戦初登板となった3月11日のオリックス戦では4失点というほろ苦いデビューとなったが、続く14日のソフトバンク戦では走者を背負った場面から登板し、見事に無失点に抑えている。チームは昨年リリーフ陣が不安定だっただけに、1年目からブルペンの一角に食い込みたいところだ。
3位:田中幹也(亜細亜大→中日6位/内野手)
圧倒的なスピード溢れるプレーが持ち味の内野手。亜細亜大では潰瘍性大腸炎で離脱した時期はあったものの、4年春には鮮やかに復活し、チームを大学日本一に導いた。小柄だがその動きは“動物的”と形容したくなるほどの素早さがあり、守備範囲の広さと隙を突いて次の塁を奪う走塁は、既に一軍でもトップレベルにある。侍ジャパンとの壮行試合でも度々持ち味を発揮して評価を上げた。非力な打撃と体力面は不安要素だが、二遊間が手薄なチームだけに1年目から一軍の戦力として期待は高い。
※本稿執筆後の3月19日、楽天戦で右肩を脱臼。開幕戦での出場は厳しい状況となったが、早期復帰が期待される。