朝食に欠かせない卵などの値上がりで安上がりな朝食が求められる中、米国で29日、朝食バージョンのカップヌードルが売り出された。

新商品の「カップヌードルズ・ブレックファースト」は、ソーセージとメープルシロップ、パンケーキ、卵の風味を組み合わせたインスタントラーメン。
水を入れて電子レンジで4分間調理すると、スープ入りのラーメンが完成する。

中にはソーセージと卵が入っているのが見え、自分でホットソースをかけたりメープルシロップを足したり、ご飯を入れたりするのもお勧めだという。

アメリカ日清の広報は、昔ながらの食堂で食べるような朝食がカップ麺になり、さまざまな食材を準備する手間が省けると説明する。
同社の調査の結果、卵とソーセージとパンケーキを組み合わせれば、最高の朝食が出来上がることを発見したという。

アナリストのニール・サンダーズ氏はこの商品について、米国の消費者は従来のラーメンの味には「うんざりしている」かもしれないが、「伝統的な朝食に関連した甘い味付けには興味を持つだろう」と指摘する。

カップヌードルズ・ブレックファーストは29日からウォルマートの一部店舗やウェブサイトで発売される。価格は1.18ドル(約157円)。