ある選手の行動にも注目が集まった。延長12回に登板し、1回を無失点に抑えたドラフト6位・富田が勝利投手でプロ初勝利。そのため、外野まで記念球を捕りに行ったのが、プロ10年目の加治屋だった。自らも延長11回に登板し、好フィールディングなどでピンチの芽を摘んで1回無失点。サヨナラ勝ちに貢献していた。

 元ソフトバンクで、21年から阪神に入団した加治屋の後輩思いの行動に、ツイッターでは「サヨナラヒットのボール取りに行った加治屋めっちゃ良い人やん」「加治屋やさしい」「ボール取りに走った加治屋が粋やわ」「富田初勝利おめでとう!そしてボール取りに行く加治屋めっちゃ良い奴!!」など、称賛の声が集まっていた。