《「若年被害女性等支援事業」への妨害行為等への対応について》

3月末、厚労省から各都道府県・市町村などに、こんな文書が発出された。

厚労省関係者がこう語る。

「この文書は、簡単に言えば、仁藤夢乃氏らが運営する若年被害女性への支援団体『Colabo』に関するものです。
同団体は、主に性暴力やDV等で悩みを抱えている若年女性たちに対して、食事提供やシェルターでの宿泊支援などをおこなっています。
2022年末、同団体に公金の不正会計があったのではないかという疑惑が噴出しました」

不正会計疑惑が払拭されてからも、Colaboへの攻撃は続いた。
同団体が定期的に開いている「バスカフェ」は妨害を受け、活動の休止を余儀なくされている。
最近では、悪質な男性について接近・妨害を禁止する仮処分が出るほどに。

冒頭の文書は、そのような妨害行為を受けるColaboを守れという “お触れ” だ。

この “お触れ” が出たきっかけは、岸田文雄首相の長男・翔太郎秘書官なのだという。
前出の関係者が語る。

「妨害行為は収まっていないばかりか、警察が傍観しているような動画もSNS上に出回ってしまいました。
これを、翔太郎秘書官が見つけて岸田総理に伝えたため、総理から制度設計を進めた厚労省に『これはダメだろう』と苦言が呈される事態になりました」

https://news.yahoo.co.jp/articles/35232f788e554d03148559b2f06bd4c7be261d3d