(重慶中央社)中国を訪問している馬英九(ばえいきゅう)前総統は4日午後、重慶市の「重慶抗戦遺址博物館」を訪問し、日中戦争中に旧日本軍が行った重慶爆撃について、一般市民を狙って攻撃したとして「日本人が憎らしい」と語った。

また解説員から説明を聞いた馬氏は2度にわたり、日本はその後罰が当たったと述べた。

馬氏はこの日午前、日中戦争で戦死した張自忠上将(大将)の墓所を訪れ献花。目に涙を浮かべる場面もあった。

その後は張の記念館に足を運び、張の孫に「屈辱を忍んで重責を担った」と張に対する思いを吐露した。

馬氏は先月29日、南京にある「南京大虐殺記念館」を見学した際、南京事件について「人類の歴史においてめったにない野獣のような行為」との認識を示し、日中戦争については「当時の日本との戦いほど多くの屈辱と迫害を受けたことはない」と語った。

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