バイデン大統領、初の長崎訪問を見送りへ G7広島サミット

 米国のバイデン大統領が5月に広島で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて被爆地・長崎を訪問する案が見送られることになった。日本政府は、バイデン氏を含むG7首脳がサミット会場近くの原爆資料館(広島市)を視察する方向で調整している。

【オバマ氏、初の広島訪問 被爆者と握手も】

 日本政府関係者が明らかにした。実現すれば米国の現職大統領としては初の長崎訪問になるはずだった。

 米国の現職大統領による被爆地訪問は2016年のオバマ大統領(当時)による広島訪問が唯一で、バイデン氏は当時副大統領を務めていた。長崎市はかねて歴代の米大統領に長崎訪問を要請し続け、広島出身の岸田文雄首相も「核兵器のない世界」実現を広島サミットの主要議題の一つにする意向であることから、広島サミットに合わせたバイデン氏の長崎訪問案が日米両政府内で浮上していた。【竹内望】

https://news.yahoo.co.jp/articles/52a2edf73cd11cdc4412246c89f7ccb5915079e5