0001それでも動く名無し
2023/04/10(月) 10:18:52.85ID:FZLvrRWCrhttps://news.yahoo.co.jp/articles/de19d803839914567fd8cf08ef7d873d225ba969
新入学のシーズンを迎えました。今年度は対面でのコミュニケーションが活発化することで、大学のキャンパスはにぎわいを取り戻しそうです。
東京にもたくさんの新入生たちが各地からやってきますが、コロナ禍の前から気になっているのが、「東大や早慶の首都圏ローカル化が進んでいる」と言われていることです。
地方の高校生たちは、本当に自分の進路を見出せる環境にあるのでしょうか。私の母校である東大を例に調べてみました。
九州などからの合格者の減少傾向が明確に
まずは、東大について、数字を見てみましょう。
Y-SAPIXが東大入試についてまとめたサイト「東大研究室」 のデータを見ると、ここ20年で「東京を除いた関東」出身の合格者が増加しており、毎年3割程度存在する東京出身者を含めると、20年前は合格者の半分程度だった関東地方出身者が、ここ数年は約6割となっています。
その分、ここ20年で地方出身の東大合格者数は減少していることになります。東大研究室のデータからは、東北や中部、中国、四国、九州・沖縄の減少傾向がみられます。例えば、九州・沖縄は2004年には10%だったのが、2023年には7%に低下しています。
なぜこのようなことが起きているのでしょうか。
・地方高校生の親の経済力の低下
・都市と地方の受験についての情報格差の拡大
・地方大学の医学部など地元エリートコースの人気
などが指摘されています。
東大を第一志望にすることを友人に話すと、「東大って天才か変な人しかいなさそうじゃない?女子も2割しかいないし、過ごしていける?」と何度か言われました。当時、東大生について知るのは、テレビのクイズ番組くらいしかなく、現実味のある情報はほとんど入ってきませんでした。
入学後のことはどうにでもなります。問題は、東大受験のポテンシャルはあるのに自分は東大受験とは縁遠い存在だと思っていて、選択肢を潰してしまっていることです。
今後、経済環境の悪化などで、地方からの東大進学はますます厳しくなるかもしれませんが、今回取材をしたFairWindの取り組みのように、地方の高校生がリアリティのある情報に触れて、未来の後輩たちのロールモデルになってくれることを祈っています。