北の海にはめちゃくちゃおっきい魚がおってな、名前は「鯤」っていうんや
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どれくらいおっきいかっちゅうと、もう全長が何百kmあるかも分からへんのや ほんでその鯤っちゅう魚は鳥になるんやけどな、鳥になったら「鵬」っちゅう名前に変わるんや 鵬も翼を広げたら幅が数百kmになるかもわからへん
とにかくめちゃくちゃおっきな鳥なんや ほんでその鵬が一回飛び立つとな、あまりにも大きいさかい空が全部雲に覆われてしもうたように見えるんや そんなでっかいのにグーグルアースに映ってないじゃんうそつき 海が荒れると鵬は南の海向かって飛んでいくんや
南の海ゆうけどこれはようするに天の池のことや 齊諧ゆう不思議なことを仰山知っとるおっちゃんがおるんやけどな、そのおっちゃんがゆうには「鵬が南の海に移る時には、水面を翼で打ちながら1500kmも助走をつけて、風に乗ってに45000kmも上昇して、それから六月の風に乗って南へ飛んでいく」らしいんや
すごいやろ 夏に現れる陽炎とか空中を漂う塵芥みたいなんは、実はこういうワイらの想像を超えたでっかい生き物の吐く息なんやないかとワイはときどき思うんや 空が青く見えるのは、本当に空が青いんやろか?
とワイは思うんや。
どこまでも限りなく続くから青く見えるだけなんやないか?
ほなら、はるか45000km上空を飛ぶ鵬が地上を見下ろしたとき、地上もまた青く見えるんやないかな、
とワイはそう思うんや ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています