さんかれあ(Y)の友人Aのインタビュー
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「2人はそれぞれTwitterで“病みアカウント”を持っていて、リストカットの画像を載せたり、何歳までに死ぬとか何日までに死ぬといった内容のツイートを投稿していました。2人とも自殺願望をずっと持っていたんです。自殺する前にこのアカウントは削除したみたいです」

 居住地も全く異なる2人――。希死念慮が2人の仲をさらに縮めたのだろうか。

 前出のA子さんが、XさんとYさんの自殺に気が付いたのは早朝、まさに2人が飛び降りた直後だったという。

「朝起きてYちゃんからのLINEを見たら、ただごとじゃないと思って……。XちゃんのTwitterを見たら飛び降り自殺を図った動画が配信されていたので、そのあとすぐ、朝の5時半ごろに警察に電話しました。その後、お昼ごろに警察からかかってきた電話で、本当にYちゃんが亡くなったことを知りました」

 A子さんがYさんから最後に受け取ったLINEのメッセージには、〈私なんかと話してくれてごめんなさい〉〈だいすきだよ〉〈しんじゃいます〉などと書かれていた。

「Yちゃんは何にも迷惑なんかかけてないのに……。自分を卑下する子だったんです」

 2人の出会いは2、3年ほど前にさかのぼるという。A子さんが明かす。

「お互い好きなバンドが同じで、ネットで出会って仲良くなりました。ほぼ毎日電話やLINEで近況を話してました。その中で学校や家族の悩みとか将来への不安について話していました」

(中略)

「LINEか何かで話したときに『絶対に自殺できる方法が分かった』って言ってて、その方法が『薬と酒飲んで飛び降りる』っていうものでした」