0001それでも動く名無し
2023/04/16(日) 11:55:14.06ID:ToafIbkra野球評論家の落合博満氏(69)が16日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、阪神の岡田彰布監督(65)が12日の巨人戦で7回まで完全投球だった村上頌樹投手(24)の降板を決断したことに言及した。
自身は中日監督時代の07年日本シリーズで、8回まで完全投球の山井大介を下げ、1-0の9回のマウンドに岩瀬仁紀を送って53年ぶりの日本一に導いている。
ただ今回とは「丸っきりケースが違うと思います」ときっぱり。「4回くらいから山井が手にマメを作っていて、いつもの山井なら『もう替えてください』と言うものが、試合の展開から変わっちゃいけないような雰囲気。8回まで何とか頑張ってベンチに帰ってきて『どうする』って聞いたら『いやいいです。岩瀬さん行ってください』というようなことで行った」と当時のいきさつを明かした。その上で、村上の完全途中の交代について「ベンチの村上の表情を見ているとやり切ったというような顔をしている」と見た。
落合監督の時と同じように1点差で勝利投手の権利を得ての降板だったが、村上はプロ3年目で未勝利という経験値の違いも踏まえて見解を続けた。
「勝ちの権利を得て替わっているのは、それなりに自分は納得しているんじゃないですか。そんなに経験のある投手じゃないですから。夢を追いかけるよりも現実的に考え、自分が投げるよりも後の投手に託した方がいいというような考えと、あとゲームの中では疲労感ですよね。7回まで投げておれの役目は終わりだと考える可能性がある」
史上17人目の完全試合まであと2イニングでの決断。「一番悩ましいのは監督ですよ」と難しい采配となった岡田監督の心中を思った。
試合は1-0の8回に2番手が打たれ、村上のプロ初勝利が消滅。それでも阪神が延長で制し、落合氏は「勝ちが消えても球団が勝ったことはプラスに考えないといけない」と語った。