今回の岡田監督の采配が「似てます、今のケースと」と聞かれると落合氏は「これ丸っきりケースが違うと思います」と即答した。

 その上で07年は「4回ぐらいから山井が手にマメを作っていて、いつもの山井だったら、代えてくださいっていうものがあの試合の展開からして代わっちゃいけないような雰囲気。8回まで何とか頑張ってベンチ帰ってきて『どうする?』って聞いたら『いや、もういいです。岩瀬さん行ってください』というようなことで。本人が言ったんです」と明かし「全然違うんです」と繰り返した。

 続けて今回の村上の降板を落合氏は「ベンチの村上の表情を見ているとやりきったっていう顔をしていますよね」と指摘していた。さらに「あそこで勝ちの権利を得て代わっているということはそれなりに自分は納得しているんじゃないですか」とし「そんなに経験のあるピッチャーじゃないですから、夢を追いかけるよりも現実的に考えて自分が投げるよりも後のピッチャーに託した方がいいというような考えとゲームの中での疲労感ですよね?あそこで投げて7回まで投げてオレの役割は終わりだと考える」とし「一番悩ましいのは監督です」と明かした。