名捕手として昨季で19年の現役生活を終えプエルトリコ代表監督に就任したヤディエル・モリーナは「チームが戦っていたこの4~5日間、プエルトリコでは殺人事件が起きなかった。国民みんなが僕らの戦いぶりに満足してくれていたということ。僕らのため、そしてシュガー(ディアス)のために祈ってくれて感謝します」と語っている。


犯罪や貧困、政情不安が当たり前の中南米では、WBCとのかかわりはより切実だ。プエルトリコ国内ではドミニカ共和国との試合が61%の視聴率を記録したほど、社会的影響力を持っていた。