3年ぶりのリーグ優勝を目指す巨人が苦しんでいる。16日、バンテリンドームで行われた中日戦に5-7で敗れリーグ最速の10敗を喫し、最下位に転落した。開幕15試合で5勝10敗と浮上のきっかけがつかめないチームを、オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家・新井宏昌氏が分析した。

【写真】「たまたま会いましたー!」西武山川が巨人坂本と撮った奇跡の2ショット

 開幕カードの中日に2勝1敗と勝ち越し、好スタートを切ったように見えたが、その後は5連敗を含む4カード連続負け越し。先発陣ではWBC戦士の戸郷が2勝をマークし孤軍奮闘しているが、エース・菅野が故障で出遅れるなど不安定な状況。打線も坂本、丸らの“実績組”が本来の力を発揮できていない。

 投打が噛み合わない現状に新井氏は「オフにベテランや実績ある選手を獲得したが、期待した活躍を見せていない。巨人は勝利を宿命づけられたチーム。現状のメンバーを見てもなかなか、若手にチャンスが与えられず辛抱して使うこともできない。投手、野手で実績ある選手の状態が上がっていないので、今の順位は仕方ない」と指摘する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/eff0bf9b40777b30b007cc8c1a5b480f9533b8ba