大谷の頭にあるのは、自分が二刀流として結果を出すためにはなにをすればいいのかだけで、だから新人だった18歳、19歳の頃から先輩の食事の誘いも平気で断る。

当時の関係者やコーチがよく、『翔平の笑顔にだまされちゃいけないよ。あいつは、ニコニコと人の話を聞いているようで、実際には右から左。こっちの言うことなんてなんにも聞いてないから』と言っていたものです。

まさに我が道を行くという感じで、だからこそ前人未到の二刀流を成功させているのだと思いますが、正直、そんな大谷と距離を置く人間がチーム内にもいたのは確かです」