岸田首相の選挙演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、逮捕された無職木村隆二容疑者(24)のものとみられるツイッターは、国を提訴した直後の昨年6月27日に始まり、事件4日前の今年4月11日まで23件の投稿があった。アカウント名は「『被選挙権年齢・選挙供託金違憲訴訟』広報」で、訴訟の報告や選挙制度への批判が中心だった。

首相を名指ししたのは昨年9月8日の1件。首相が国会で安倍氏の国葬について説明したニュースを引用し、「岸田首相も世襲3世ですが、民意を無視する人が政治家には通常なれません」と批判。「世襲が蔓延(はびこ)る原因は、300万円もの供託金を要求する違憲な公選法があるからです。庶民は立候補出来ず、民主主義は崩壊します」などと記していた。

また、旧統一教会と政治との関係を念頭に、「立候補しても戦う相手は宗教団体の組織票。一般人が絶対に政治家になれない仕組み」とも書いていた。
 18日午前11時時点で、アカウントのフォロワー(登録者)、フォロー(登録)ともに0件だった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/988f81dc1fe2a9fff0fbb486a611841d2d9fba93