ことし1月、40代の女性はSNSに表示されたある広告に目がとまりました。

 広告は、文字を美しく書く技法「カリグラフィー」のガイドブックを紹介するもので、そこから、ガイドブックを販売している通販サイトにアクセスしました。

 「¥1,680」と表示されたガイドブックを購入しようと、クレジットカードで決済を申し込みます。

 通販サイトからは、受注確認のメールが届き、そこにも「¥1,680」と記載されていました。

¥1680=3万2916円

 ところが、クレジットカード会社から届いた決済のお知らせメールを見てみると。

 決済された金額は、なんと、「3万2916円」になっていました。

1680円のおよそ20倍でした。

女性は再び通販サイトを確認。

 すると、購入ページとは別の「サポート」のページに「通貨は中国人民元円です」と書かれていることに気がつきました。
https://i.imgur.com/LUjJI9N.jpg