放送作家・堀江利幸氏、「ゴチになります!」生みの親が語る長寿ヒットへの軌跡 「圧をかける」仕掛けで“永久サイクル”に

https://news.yahoo.co.jp/articles/9be465b57d85a5124cdcb3bdc9c6d94a4136a23c

――最後の結果発表は、本当に皆さんリアルな表情ですもんね。

いまだに「本当に払ってんの?」って聞かれますけど、初期の頃にある女優さんが負けて、財布から払って「はいOKです」って収録が終わったんですけど、「え? お金返してよ」ってプロデューサーが詰め寄られて。「すいません、これガチなんですよ」って説明したら、カンカンに怒っちゃって(笑)。逆にこれが広まって、演者さんの間で「あの番組、ガチだぞ」ってリアリティーが高まって、良い効果を生みました。


――もう1つ“ガチ感”が加わったんですね。

クビが決まる瞬間は、こちらも心が痛くなるくらい、つらい瞬間ですね。僕、中島健人さんが大好きなんですけど、生放送でケンティがクビになって号泣してる姿を見て、申し訳なくて心の中で謝りました。柳葉敏郎さんのときの涙もグッときました。でも、「仲間が去る」っていうバラエティ番組はあまりないので、これはこれで青春だと思っていただけたら。