発端は4週間前。経営不安にさらされていたスイスの大手銀行 クレディ・スイスは発行した特殊な社債「AT1債」およそ2兆3000億円分が突如「無価値」になると発表した。

 クレディ・スイスは金融王手「UBS」に買収されたことで倒産は免れたものの、この価値が無くなった債権を原監督も所有していたのだ。

 原監督は「老後に年1回の旅行を楽しみたい」と少しずつ貯めた貯金で日本の証券会社から債権を購入していたが、「ハイリスクのものという説明はなかった」と主張。「日本のサラリーマンの平均年収のウン倍が紙切れになった」「クレディ・スイスは倒産していないのにどうしてお金が戻ってこないのか」と嘆く。

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