【AFP=時事】長引く内戦と貧困に苦しむ中東イエメンの首都サヌアで19日、慈善事業の現金配布イベントに人が殺到し、80人以上が死亡、数百人が負傷した。反政府勢力フーシ派(Huthi)が発表した。

 事故が起きた学校には、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の終わりを祝う大祭「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」を前に、現金5000イエメン・リアル(約1000円)を受け取ろうと数百人が集まった。

 フーシ派幹部によると、85人が死亡、322人以上が負傷した。死者には女性や子どもも含まれていた。イベントの責任者らが逮捕されたという。