X



ビルゲイツ、マインスイーパー中毒だった
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001それでも動く名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 13:03:03.59ID:zmi5nIeA0
「マインスイーパ」がアメリカを滅ぼしそうになった30年前から,Windowsゲームの歴史は始まっている

2012年にWindows 8がリリースされるまで,マイクロソフトは歴代のWindowsにミニゲームをプレインストールしていたが,その中には「ソリティア」と「マインスイーパ」という,根強い人気を誇る2作があった。Windowsが世界で数十億本も売れいるわけで,この2作品の潜在プレイヤー数も軽く“億級”に達しているだろう。

マインスイーパは,世界を席巻する前に,まずは生まれ故郷のアメリカを席巻した。1990年代,マインスイーパは瞬く間にヒットし,何百万人ものアメリカ人を虜にした。

実際のところマインスイーパは,アメリカで最初に「時間の無駄」「ゲーム中毒」というレッテルを貼られたゲームの一つで,社会にパニックを起こすほど一世を風靡した。これは,その前にブームになっていた「テトリス」でさえも達成できなかった偉業だ。

当時のメディアは,その中毒性に対する数多くの「生きた証拠」を列挙していたが,その中で最も有名なものは,マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツに関するものだった。“悪魔”を解き放った男でさえその誘惑に抗えないのであれば,一体ほかの誰ができるというのだろう?

1990年当時のビル・ゲイツは,まだ世界一の大富豪ではなかったが,それでも億万長者だった。もっと洗練されたエンターテインメントに資金を投じることもできたはずだが,彼は部下が書いたミニゲームにハマっていた。

きっかけとなったのは,ゲイツからライアンへ送った1通のメールだった。「いま,初級のマインスイーパを10秒で解いたんだ。それってすごいこと?」それに対してライアンは「はい,10秒は本当に素晴らしいです。現在の記録は8秒だと思います。」と返事した。

この返答が,ゲイツの競争心に火をつけた。ゲイツは,マインスイーパの新記録を打ち立てることを自らの使命であるかのように繰り返した。ゲイツはあまりにもマインスイーパに没頭するあまり,彼自身もその危険性に気づいて自分のパソコンからアンインストールしたのだが……他人のパソコンを使ってでもプレイせずにはいられなかった。

これは,プロダクトマネージャのチャールズ・フィッツジェラルド(Charles Fitzgerald)の,その日の記憶だ。ゲイツはホールマンのPCで,初級のマインスイーパを5秒でクリアしたという社内新記録を作った。その日の19時頃,好奇心旺盛な社員の集まりは,ボスの新記録を見るためにホールマンのオフィスに向かった。中にはライアンの姿もあった。

ゲイツのマインスイーパ中毒は,仕事だけでなく日常生活にも影響を及ぼした。この状況を変えたいと最初に動き出したのは,部下ではなく,妻のメリンダ・フレンチ※だった。

※2021年5月にゲイツとの離婚を発表した

https://www.4gamer.net/games/999/G999901/20230419035/
0002それでも動く名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 13:05:02.14ID:PWREvr9E0
初級は1クリックで全開するときあるやろ
0003それでも動く名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 13:05:15.02ID:FRjnd/oM0
運ゲーじゃなかったらワイもハマってたわ
0004それでも動く名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 13:05:34.23ID:MDKgjqic0
これ、タイムは100分の1秒単位で表して欲しいよな
0006それでも動く名無し
垢版 |
2023/04/21(金) 13:07:55.56ID:zmi5nIeA0
メリンダはある日ライアンをオフィスに呼び,「会社のために、ゲイツのマインスイーパの記録の進捗を共有しないでほしい」と頼んだ。「ビルがゲームに集中するのはよくない。重要な決断がたくさんあるのだから,マインスイーパに時間を取られるべきではない」と。

ライアンはそのアドバイスを聞き入れたが,彼女が言ったような方法では実行しなかった。ただ単に記録を隠しても何も変わらないだろう。ゲイツはきっと,彼自身の記録を破るためにゲームを繰り返す。
そこでライアンは,絶対に勝てない記録を禁じられた手で作り出し,自分がマインスイーパ界のボスであることをゲイツに証明すると決めた。

初期バージョンの「マインスイーパ」は0秒ではなく,1秒からの時間カウントだった
画像集 No.009のサムネイル画像 / 「マインスイーパ」がアメリカを滅ぼしそうになった30年前から,Windowsゲームの歴史は始まっている

初級のマインスイーパは,地雷が一定の範囲に集中していれば,理論上一撃で画面全体の地雷を除去することが可能である。

その一度の幸運を実現するには,もしかしたら数万回のトライをしなければならなかったが,1990年代の技術は既にこのようなトライの繰り返しを可能にしていた。Windows 3.0は以前のシステムから受け継いだ「マクロ レコーダー」が内蔵され,キー操作やマウス操作を記録して,対応するアクションにマッピングすることができ,操作をショートカットキーにアサインすることで,複雑な動きを素早く実行できる。

ライアンは,マクロレコーダーを使って簡単なスクリプトを書いた。そのスクリプトは二つの作業を繰り返す。

(1)端っこのマスを開け,ゲームをスタートさせる
(2)やり直すボタンをクリックして,ゲームを再開させる。

もしステップ(1)で全マスをあけられて,10個の地雷をすべて探知できれば,ゲームは時間を記録するウインドウをポップアップして「やり直す」ボタンを隠す。するとステップ(2)の進行は中断される。そのスクリプトを作ったら,プログラムを走らせっぱなしにして一日の会議を始めた。そしてわずか4時間後,プログラムは勝った。

ライアンはゲイツにチート記録のスクリーンショットを送り,さらに追い打ちでメールにこう書いた「申し訳ありません。あなたの5秒という記録はもう抜かれてしまいました。1秒は突破できないと思うので,それ以上の記録は無理ですよね。」

ライアンがプリントしていた「マインスイーパ」のユーザーマニュアルでは,WEP発売時の中級記録は47秒だった
画像集 No.011のサムネイル画像 / 「マインスイーパ」がアメリカを滅ぼしそうになった30年前から,Windowsゲームの歴史は始まっている

ライアンは,翌朝ゲイツから「会長交代」という件名の返信を受け取った。本文に,ゲイツは自分の墓碑銘を書くように,「私のコアスキルはコンピュータに取って代わられつつある……このテクノロジーはやりすぎだ。機械が人間より速く物事を行えるようになったとき,人間の尊厳はどうやって保てばいいのだろう。」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況