0001それでも動く名無し
2023/04/23(日) 19:21:07.03ID:DCbOeo/2rhttps://news.yahoo.co.jp/articles/efcf394b8bb1771f85ccc2eaedafb7482ae2f503
「立ちんぼ公園」とも呼ばれる新宿・歌舞伎町の「大久保公園」周辺で、カオス化・エンタメ化が進んでいる。
未成年や外国人女性も立ち並ぶ中、冷やかし見学やライブ配信者が殺到。「アンダー(18歳未満)」を探したり、周辺の無料案内所に相場を聞いたりする男性も現れている。
一部報道やSNSで、女性たちの目的が、ホストや推し活へのお金だと強調される中、支援団体からは「生活に困っている女性の存在が見えにくくなる」という懸念も聞かれる。(ジャーナリスト・富岡悠希)
●自撮り棒を持った男性が通りかかる
4月中旬の週末、2晩連続で取材に向かった。うち1晩は小雨交じりのあいにくの天気だったが、ビニール傘を手にした若い女性たちが10人ほど立っていた。
「遊べる?」「1.5(万円)でどう?」
彼女たちに対して、買春目的の男性たちが次々と声をかけていく。短時間での交渉が成立すると、連れだって近くのホテルに向かう。不成立だった場合は、別の男性が女性に寄っていく。
こうした光景が繰り返される中、自撮り棒の先にスマホを付けていた男性が通りがかった。話している様子からするとライブ配信中のようだ。
彼女たちが居並ぶ道の反対側では、2、3人の男性が1組となり、その様子を眺めていた。20代30代を中心とする冷やかしや見学組だ。エリアが有名になるにつれて、新宿で飲んだ帰りに立ち寄ってみる現状が起きているようだ。
ただし、支援者として関わった経験から坂本さんは「彼女たちが顔出しのリスクをどこまで認識できているのか疑問です」と話す。
今は売春で稼いでいる彼女たちが別の道に進みたくなることもあるし、妊娠・出産を契機に歌舞伎町を離れることもある。そうしたとき、顔出し動画や写真が「デジタルタトゥー」として、人生に爪痕を残すことにならないか心配している。
また、売春女性=ホス狂い(ホストにはまり、多額のお金を使う状態)や推し活依存と伝えられていることにも懸念を示す。
坂本さんは過日、LINEで繋がっている女性から「15歳の子が路上に行くと言っているけど、どうにかできない?」と連絡が入った。深夜で終電がなくなり、一晩しのぐお金もなかったことが原因だ。
生活保護を受けているシングルマザーと暮らしていた。その子が売春を決意した裏にはホストも推し活もない。問題は、家庭に居場所がないことと、貧しさだ。
「女性が増え過ぎたせいで、実態を掴みにくくなっています。しかし単なる遊び金でなく、貧困から路上に立つ女性も一定数いることはたしかです。また、たとえホスト目的であっても『売掛(うりかけ)』が多額過ぎる問題もあります」
「女性たちがここを出たいと考えたときでも、1人では難しい。まずは知ってもらい、福祉行政との連携も深めつつ、地道に支援活動を続けていきます」