立憲民主党の原口一博衆院議員(63)が今年1月に悪性リンパ腫と診断され、現在も闘病中であることを公表した。24日の衆院決算行政監視委員会では、治療の影響による脱毛のために着けていたウィッグ(かつら)を外し、質疑に臨んだ。

【写真】ウィッグを外して発言する立憲民主党の原口氏

 原口氏は25日午前、自身のツイッターに音声を投稿。1月末に病院で受けた検査で悪性リンパ腫が判明し、入院して抗がん剤治療を受けたことを明らかにした。統一地方選への影響を考慮し、公表を控えていたという。

 原口氏はツイッターの音声で「主治医や病院への恩返しもしたいと思って公表した」と説明。「病気を恐れて日々を生きるのではなく、恐れはするけれどそこから自由であることも大事だ。温かい声援をいただき、逆に励まされている」と心境を語った。ウィッグを外して国会で質疑した後、与党の議員から「勉強になった。ぜひ自分たちの勉強会に来てほしい」と声をかけられたことも明かした。