候補者である佐藤氏の演説が終わり、安倍氏にマイクが渡った。

 「佐藤さんは総務省出身。でもただの官僚ではありません。スーパー官僚だったんです。霞が関も注目した。私も当時、総理大臣として彼に注目したんです」。急な応援にもかかわらず、入念に準備したかのようになめらかに語り出す。新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、国に財政支援を働きかけてきたエピソードを披露し「彼は、できない理由を考えるのではなく―」。候補者の実績を持ち上げようとした、その時だった。
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