がんの進化は「ほぼ無限」、早期発見や予防に注力すべき=英研究

研究はイギリス国内の13の病院で行われ、400人以上が参加した。肺がんの進行に沿って、腫瘍の異なる部分から生体組織を採取し、検査を行った。
スワントン教授は、「がんの適応能力の高さに驚かされた」と話す。
「気が滅入る言い方はしたくないが、がんの進化にはほぼ無限の可能性があり、末期にはがん細胞が数千億個にも増えることを考えると、そうしたステージのがん患者全員に効く治療法の確立は、非常に難しいと言える」

その上で、「がんの万能薬に行きつくことはできないのではないかと思う」と述べ、「がんに大きな影響を及ぼしたいならがん予防と早期発見、再発の早期発見に注力するべきだ」とした。
https://www.bbc.com/japanese/65260142.amp