トッテナムのライアン・メイソン暫定監督は、リヴァプールFWディオゴ・ジョタが退場になるべきだったと主張した。

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30日に行われたプレミアリーグ第34節で、トッテナムは敵地でリヴァプールと対戦。15分までに3点のリードを奪われたトッテナムだが、39分にハリー・ケインが1点を返し、77分にはソン・フンミン、後半アディショナルタイムにはリシャルリソンがネットを揺らして同点に追いついた。しかしその直後に決勝点を奪われ、3-4で敗れている。

しかし、この試合の終盤のシーンが大きな話題に。トッテナムが1点を許す終盤、リヴァプールFWジョタが高く上げた足がMFオリヴァー・スキップの頭部に接触。トッテナムMFは頭部から流血して途中交代を余儀なくされ、リヴァプールFWにはイエローカードが提示された。しかし一部では、ジョタが退場になるべきだったとの声も上がっている。

そしてメイソン暫定監督も、不満を爆発させた。頭部のケガによって早くに選手キャリアの引退を余儀なくされている指揮官は、イギリス『スカイスポーツ』でジョタにレッドカードが出されるべきだったと主張した。

「私が見てきた中で最も明らかなレッドカードの1つで、この判定を受け入れることはできない。見逃すのは不可能だ。スキップの頭は5 1/2フィートの位置にあり、スパイクで流血するような危険なプレーだった。この判定で終わったのに困惑している。このような判定は試合の結果を変えてしまうかもしれない」

「理解するのは難しい判定で、私は説明を求めている。リアルタイムであの場面を見ていたし、君たちだってそう感じたと思う。VARオフィシャルにはリプレイを使えるというメリットがあるはずだ」

「説明を求めているし、レッドカードではなかった理由を求めている。足が高く上がり、スパイクが頭と接触して流血した。すぐにレッドカードだと感じた。だが、ピッチ上のレフェリーがあれを見逃すことは理解できる。おそらくより経験のあるレフェリーがVAR担当なら、あの場面でピッチ上のレフェリーを助けたかもしれない。フットボールに関係するほとんどの人が同様の感情を抱いたと確信している」

また、このプレーでイエローカードを受けたジョタはイギリス『BBC』で「あれは良いタックルではなかった。でも、ボールも触っていた。それに彼の頭が下がると思ったけど、彼の勇敢さによるものだった。不運にも足が顔に入ってしまった。僕が意図してやっていないことをレフェリーもわかっていたと思う」とコメントした。