―佐藤輝は復調した

「右の打球が多なったもんな、ライトにいく打球がな。それはポイントがようなってるからよ。ライト線にな、カーンとファウルになるような。今までは差さされた反対方向のファウルとか、あんなんばっかりやんか」

―高めのボール球も見逃せるようになった

「見逃せるようになったというかお前、あそこはボールしかけえへんねんから。そういうことやんか、あそこに来た時点でボールやねんから」

―監督から助言も

「俺が言うたんは(25日の)巨人戦の雨の時よ、中止になった時や。三遊間の方よりファウル打てと、ライト線にな。練習の時からポイントが悪かったからなあ」

―ボールを見ようとしすぎると、ミートポイントも下がってしまう

「見過ぎやろな。キャッチャーがどんな捕り方するかまで見とるから、あかんわ。打つポイント過ぎたら見る必要ないからな。調子悪いバッターは大体そうやな、キャッチャーがどんな捕り方するなんか、見る必要ないやんか。ここで目を切ったら終わりや、自分のポイントで。ええバッターは大体そこで見切っとるよ。みんなカーブとか、こないして(ミットに収まるまで)見るもんな。だんだん目線がこっち(後ろ)来てしまう。そんなん見る必要ないからな。悪くなってきたら、そうなるんよ。ボールをしっかり見ようとするんやけど、打つポイントまで見たら終わりや」