0001それでも動く名無し
2023/05/03(水) 12:29:43.88ID:6Qmebdei0トレバー・バウアー(DeNA)の一軍デビューがいよいよ近づいてきた。ここまでファームでは圧巻の投球を披露。2020年にサイ・ヤング賞を受賞したMLBでもトップクラスの実力を、日本のマウンドでも存分に発揮することが期待されている。
バウアーといえば、データ分析を用いて自らのパフォーマンスを向上させてきたことで知られる。言わば、現代野球を象徴する投手だ。今回は、バウアーがMLBでどのような球種を投げてきたのか、トラッキングデータに着目しながら強みと弱みを明らかにしていく。
まず、バウアーは奪三振の多さで他投手と差をつけるタイプだ。2018~22年にMLBで500イニング以上を投げた投手に限定すると、奪三振割合(奪三振÷対戦打者)はMLB7位の30.4%。あのダルビッシュ有(パドレス)でも28.8%(11位)であることを考えると、バウアーの奪三振能力の高さが分かるだろう。
これだけの奪三振を生み出すバウアー最大の武器は4シームとスイーパーだ。
4シームは全体の約40%を占めるバウアーの最も多く投げるボールだ。平均球速は151.1キロ[2]。スピードは平均クラスにもかかわらずMLBの強打者たちを苦しめてきた。その理由がスピン数だ。バウアーはボールにスピンをかける能力が極めて高い投手である。4シームのスピン数はMLBでも上位1%に入るレベルにある。