ＪＲＡ女性騎手ら６人３０日間騎乗停止　競馬場でのスマートフォン使用で

　ＪＲＡは５月３日、今村聖奈騎手＝栗東・寺島良厩舎＝、河原田菜々騎手＝栗東・渡辺薫彦厩舎＝、小林美駒騎手＝美浦・鈴木伸尋厩舎＝、角田大河騎手＝栗東・石橋守厩舎＝、永島まなみ騎手＝栗東・高橋康之厩舎＝、古川奈穂騎手＝栗東・矢作芳人厩舎＝に騎乗停止処分を科したと発表した。停止期間は５月１３日から６月１１日までの３０日間（開催１０日間）となる。

　河原田、小林美、永島は４月２３日の福島競馬開催中に通信機器を使用していたことがレース後の聴取で判明。古川奈もスマートフォンの所持を認めた。今村は同日、京都競馬場での使用が認められたほか、前日２２日夜にも、認定調整ルームにいた角田河と通話をしていたことが判明した。いずれも日本中央競馬会競馬施行規程第１４７条１９号「競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者」に該当すると認定された。

　同じ事例では２０１５年３月、クリストフ・ルメール騎手＝栗東・フリー＝が通年免許でのデビュー前日に調整ルームで携帯電話を使用して１か月間の騎乗停止処分を科せられた例があるが、これだけの多数が一度に処分を受けるのは極めて異例だ。
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