0001それでも動く名無し
2023/05/03(水) 17:13:10.86ID:ZpG2ihxF0実験ではレイノルズ製のアルミホイルを用いて作った3種のアルミホイル帽子が用いられました。各アルミホイル帽子の形状は以下の通り。
「The Classical(クラシカル)」
https://i.gzn.jp/img/2023/05/02/aluminium-foil-helmet-radio/01.JPG
「The Fez(トルコ帽風)」
https://i.gzn.jp/img/2023/05/02/aluminium-foil-helmet-radio/02.JPG
「The Centurion(古代ローマ軍風)」
https://i.gzn.jp/img/2023/05/02/aluminium-foil-helmet-radio/03.JPG
研究チームは、作成したアルミホイル帽子の内側の「前頭部」「頭頂部」「後頭部」に相当する位置に受信アンテナを設置し、アジレント・テクノロジー製のネットワークアナライザー「8714ET」を用いて周波数特性を測定しました。なお、記録用ノートPCなどを含めると実験器具の総額は約25万ドル(約3400万円)に達したとのこと。
測定の結果、3種のアルミホイル帽子はアンテナの位置にかかわらず同一周波数の電波を増幅・減衰していることが明らかになりました。具体的には、周波数が1.5GHzの電波を10dB減衰してることが判明。一方で、2.6GHzの電波は30dB増幅、1.2GHzの電波も20dB増幅していることがわかりました。
◆減衰された周波数1.5GHzの電波とは?
アルミホイル帽子での減衰効果が示された周波数1.5GHzの電波は、NTTドコモによってLTE通信に用いられています。このためアルミホイル帽子はLTE通信に用いられる電波の一部を減衰できる可能性があります。
◆増幅された周波数2.6GHzの電波とは?
30dBに及ぶ増幅が確認された周波数2.6GHzの電波は、日本ではUQコミュニケーションズの全国BWAシステムに割り当てられており、2022年12月から5Gサービスに利用されています。つまり、アルミホイル帽子は5Gの電波を増幅する可能性があるわけです。
◆増幅された周波数1.2GHzの電波とは?
総務省の(PDF)資料によると、周波数1.2GHz前後の電波は「放送事業」「GPS」「地球探査衛星」「準天頂衛星」「航空無線航行」「各種レーダー」に利用されているとのこと。これらの電波もアルミホイル帽子によって増幅される可能性があります。
https://gigazine.net/news/20230502-aluminium-foil-helmet-radio/