韓国の美術館で、イタリアの著名アーティストが壁に展示したバナナを、美大生が食べてしまうハプニングが起こった。この作品には12万ドル(落札当時約1300万円)の価値がある。

なぜ美大生は食べてしまったのか?

バナナを食べた後は、皮だけを元の位置に
4月、韓国・ソウルの美術館では、イタリアを代表するコンセプチュアル・アーティスト、マウリツィオ・カテラン氏の展示会「WE」が開催されていた。

ハプニングが起こったのは4月末。カテラン氏の代表的な作品である、本物のバナナを灰色のテープで壁に貼り付けた「コメディアン」を、ソウル大学の美術系の学部に通う大学生が食べてしまったのだ。バナナを食べた後は、皮だけをテープで元の位置に戻した。

現地メディアKBS NEWSは、美大生の友人が撮影したという動画を報道。美大生は壁に貼り付けられたバナナを外し、淡々とした様子で皮をむいて食べている。