最近になって、川勝知事は、新しい難クセをはじめつつある。先ほどの記者に解説をしてもらおう。

「JR東海が『水問題』を解決しつつあるので、このままでは川勝知事はリニア工事の許可をしなくてはならなくなってしまいます。何の政治的成果もあげられないまま、引き下がるわけにもいかないと考えたのでしょう。今度は『生態系が破壊される懸念がある』ということを議題にあげています。生態系は水よりもさらに科学的な議論が難しく、解決は困難です。川勝知事は(トンネルを掘ることで)生態系を一切破壊しないことなど絶対に不可能なことを、わかっていてやっているのでしょう。リニア着工が数年単位で遅れる見通しです」

 川勝知事、そして、川勝知事を支える静岡新聞によって、リニア新幹線の開業はどこまで遅れていくのだろうか。