50代独身男性がディズニーに大ハマり、使った金額は3年間で400万円以上。趣味を中心にした人生は幸せなのか
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「最も幸福度が低い年齢」と言われる50歳前後。「年功序列で出世し、一家の大黒柱としてバリバリ稼ぐ」という男の幸福モデルが破綻した今、我々はどう幸せを求めるべきか。現代の50代が考える幸せの新基準を探った。
◆50歳を越えてディズニーに大ハマり

独身の齊藤良平さん(仮名・53歳)さんは、50歳からディズニーに大ハマり。チケット代やグッズ代に「3年間で400万円以上は費やしている」という。

「ディズニーでショーを見たときに心を奪われてから、毎月3~4回はひとりディズニーで開園から閉園までショーやパーク内のショップなどをハシゴして楽しんでいます。

その写真をSNSに投稿したらいいね!がついたり、年代も性別も違う50人以上のディズニー仲間のLINEグループに誘ってもらったり、50歳過ぎでも胸が高鳴る経験ができるとは思いませんでした」

◆推し活のために自由度の高い仕事を選択

仕事は融通が利くフードデリバリー3社をかけ持ちしている。

「当日でも働くか、ディズニーに行くのかを決められる自由度がいいんです。今は月30万~40万円の稼ぎから、生活費とバイクの維持費で20万円を引いて、推し活には毎月10万~20万円をつぎ込んでいます。

自分の稼働エリアに若いドライバーが増えて、毎月売り上げは減っているのはツラいですけど」

◆推し活中心の生活に将来の不安は…

まさに推し活中心の生活スタイルだが、将来不安はないのか。

「体さえ動けばアルバイトはいくらでもあるので心配はないし、僕は最低限の生活を維持しながら、推し活が楽しめれば十分。若いコと違って50代になると日常生活や人付き合いに変化がなくなり、夢中になれることに出合えるチャンスはめったにない。

だからこそ、50歳からハマった趣味でより幸せを感じられているのかもしれないです」