"世界の食糧問題を解決に導く"新材料が開発される

パナソニックが開発した新材料「ノビテク」はCO2を使い、農作物の収穫量を大幅に増加させる。

実際にトウモロコシの収穫量は5割増、ホウレンソウは4割増、ミニトマトは4割増、ナスは2割増の結果を得た(農家での実証実験)。

シアノバクテリアが光合成で作った代謝物は植物の成長を促す効果があり、これをノビテクが細胞の外に放出させる。

収穫量増加だけでなく、作物が病気に強くなるというメリットもあり、農薬や化学肥料の使用も減らせる。CO2を使うため、温暖化対策になるという点も大きな利点だ。

ノビテクは2024年に製品化され、海外にも売り出される予定。

食糧危機や脱炭素が叫ばれる昨今、間違いなく世界で需要のある大発明だ。