0001それでも動く名無し
2023/05/09(火) 14:13:52.37ID:eLB14LTqrhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a1dc10dcdc3c82bc8b9ec4d9b6101785f3987718
ラトビアでロシア語を話すことは、これまで問題ではなかった。人口の約4分の1はロシア系住民が占め、ロシア語しか話せないことは一般的に許容されていた。しかしウクライナ侵攻で環境は一変。ロシア国籍を持ちながら数十年間ラトビアで暮らしてきた高齢の住民は、公用語の習熟度を示すテストの受験が求められ、不合格の場合、退去が求められる可能性もあるという。
ロシアのウクライナ侵攻後、ラトビアからロシアとのつながりを示すものが次々と姿を消している。ロシア語のテレビ放送やソ連時代の戦争記念碑が消え、そしてロシア語での教育も廃止する方向で動き出している。
ラトビアの首都リガで高齢のロシア系住民数十人が、ラトビア語のテストを受けている。国への忠誠のあかしとして、公用語の習熟度を示すことが求められているのだ。 不合格になれば、国外追放になるのではと彼らは恐れている。
バレンティナ・セバストヤノバさん(70)は、3カ月間のラトビア語講座を受講している。
ロシア国籍のセバストヤノバさん
「不安はあるけれど、ラトビアは民主主義国家だし、大規模な強制送還は行わないだろうと信じている。私は40年もここに住んでいて、ほかに行くところはない。ベラルーシ生まれだが、当時介護が必要だった両親を見舞うためロシア国籍を取得した」
昨年、ラトビア語を母語とする多数派とロシア語を母語とする少数派との間で、社会的地位をめぐる対立が激化した。ロシアがウクライナへ侵攻したことへの怒りも広がっていた。この年に行われたラトビア議会選では、国民のアイデンティティに関心が集まった。
同国のトロフィモフス内務副大臣によると、当局は2万人に対しテスト受験を求めているという。
ラトビア トロフィモフス内務副大臣
「感情論と法規制を分けるなら、外国籍でありながら別の国に住む場合、その国の社会的及びその他の保護下にある。もしその別の国で暮らすことを望むなら、その国の移民法に従わなければならない」
副大臣は、75歳未満のロシア国民が年末までにテストに合格しない場合、合理的な時間的猶予の後、退去が求められると述べた。退去に応じなければ、強制退去の可能性もあるという。