プロスポーツ選手らの交流サイト(SNS)のアカウントを乗っ取り、ネット上で販売したとして、大阪府警サイバー犯罪捜査課は9日、不正アクセス禁止法違反の疑いで、名古屋市守山区のコンビニアルバイトの男(29)を書類送検した。男は「フェリス」のハンドルネームで知られるハッカー。「公式マークが付いたアカウントは高く売れた」と容疑を認めている。

同課によると、「パスワードは公表されている誕生日などから推測した。狙うアカウントはIDの文字列が短く、単純なもの」とも供述。令和2年ごろから約150アカウントを乗っ取り、400万~500万円を売り上げたとみられる。

書類送検容疑は2年7月から4年6月、乗っ取ったアカウントをゲームアイテム販売サイトに出品。福岡県みやこ町の男性会社員(22)ら購入者4人に数万~最大13万円で販売したとしている。フォロワー数が多く、公式認証マーク付きのアカウントが高値で売買されていた。

サイバー犯罪捜査課は同容疑でアカウント購入者の男性会社員と、少年5人も書類送検。いずれも容疑を認めており、再転売や自慢が目的だったという。

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