テコ入れした竜打線は、それでも沈黙したままだった。中日は10日の広島戦(バンテリンドームナゴヤ)に0―4で敗れ、2試合連続無得点。鵜飼航丞外野手(23)を1軍昇格即スタメン起用するなど打線を組み替えたが、今季10度目の零敗となった。

9つゼロが並んだ。場所が変われど、結果は変わらず。2試合連続にして、今季すでに10度目となる零敗を喫した。

「先制のチャンスはあったけどね。全体的に攻略できなかった」。立浪監督の表情も自ずと険しくなる。これで九里には今季24イニング、防御率0・00と完ぺきに封じられた。
「両サイドの揺さぶり、右には勝負どころでシュートを使いながら、フォークや外の変化球。左は打ち気になったときに引っかけさせようと変化球をうまく使われた」。散発4安打。いつものようにうまく転がされた。

テコ入れも実らなかった。ビシエドを抹消し、鵜飼を昇格させ「6番・右翼」でスタメン出場させた。2回1死三塁で回ってきたが、初球の厳しい内角球を三ゴロに。先制機を逃すと、その後も快音は聞かれなかった。
立浪監督は「ビシエドの状態は変わらないし、今のままでは、しっかり攻められたらチャンスがないと判断して落としました。であれば若い楽しみな選手を使おうと。鵜飼も状態は上がってきた。2軍からの推薦もありましたし使ってみようと思った」と説明した。

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