マイアミGPの会場で手に取ったメニュー表には、思わず目を疑うような価格が記されている。サラダで250ドル(約3万4000円)、ナチョスで275ドル(約3万7200円)と驚くような金額のフードメニューが並び、それは飲み物でも同様だ。ワインボトルは130ドル(約1万7500円)から、水だけでも1本25ドル(約3400円)だった。

 米スポーツ専門局「ESPN」は、「275ドルのナチョス、50ドルのビール、その他常軌を逸したマイアミF1レースでの食べ物の価格」と見出しを打ち、あまりにも高すぎた現地グルメを紹介。「マイアミ・グランプリのチケット価格はだいたい1000ドル(約13万5000円)以上だったが、それは始まりに過ぎなかった。マイアミF1レースを楽しんでいる時に水が欲しいと思ったら? それは25ドルだ。ペットボトルの水1本が25ドルだ! ビールのほうがいいって? 16オンス(約473ml)のハイネケン1杯が50ドル(約6700円)だ。ワインは1本130ドルからだ」と、皮肉たっぷりに高すぎるドリンク価格を並べている。

 また「ナチョスが275ドル。健康な食事をしたいならフルーツは295ドル(約4万円)だ。これはVIP席だ」とフードメニューの信じられないような価格の高さも指摘。そして「スタンド席の人」には「42ドル(約5700円)のワギュウステーキサンドイッチは良さそうだ」としつつも、あまりのクオリティの低さに「これはワギュウステーキではない。これはどちらかというとスーパーで売っているハムのようだ」と画像付きで酷評していた