2022年度の経常収支の黒字が9.2兆円となり、前年度から半分以下に縮小した。円安や資源高でモノの貿易に絡む赤字が過去最大に膨らみ、企業や個人が使う海外IT(情報技術)サービスへの支払い増も止まらない。

サービス収支は5兆2765億円の赤字で赤字幅は3995億円拡大した。クラウドサービスや動画配信など、海外ITへの支払い超過が加速している。海外への支払いが膨らみ続ければ、ドルの需要が高まり円安の加速にもつながる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1115Z0R10C23A5000000/