ーー青柳への助言は二回くらいに

「サイン見てセットでバッターに間を作ってしまう。長いこと持つことが必要な時もあるかもわからんけどな。ポンポンストライクいけば、いいけど。ボールボールなると、重苦しいムードになる。ほんでカウントも悪くなるのがあったから。それで二回ベンチでね、三回からそういうふうに投げろと、バッターに考える時間を与えるな、みたいな感じで言うとったんやけどな」

ーーそれでリズムに乗っていける部分もあった

「そうそうそう。元々コース狙うんじゃなしに、ストライクを投げ込んでいくタイプやから。それにコントロールつけば一番いいんだけど。今の調子から求めるのは無理だから。自分のテンポでストライク投げ込んでいくスタイルを、もう一回思い出さなアカンわな。いやノイジーのアウト(二回無死一塁からの左翼線安打に一走の三進を阻止)がなかったら、もう二回で危なかったよ。はっきり言って」

ーー1、2番の当たりが出ると

「1、2番というか、近本もヒット出る時はあるけど、3割くらい打ってるバッターだし、四球入れたらもっと出塁するわけやから。だいぶスタートも切れるようになってきたしな、走るとリズム出るんじゃないかな(一回に二盗成功)」

ーースタート切れなかった

「ずっとよ。そんなん。スチールを止めたことないよ」

ーー佐藤輝もすごい当たりだった

「あの追加点も大きかったよ、はっきり言うて、あの振り逃げ(六回、ノイジーの振り逃げで6点目追加)も大きかったけど、いい追加点やったよな」

ーー佐藤輝の次の打席の四球も良かった

「今日もバッティングコーチに言うたよ。あまりにも悪かったからな。打つ前に修正はしてたみたいやけどな」

ーー引っ張れと

「最後のファーストゴロが一番良かったな。右バッターが今日は差し込まれて、何本あった? ライトのポップフライというか、遅れ気味にバットこすったような当たりな。あれはポイント差されてるからリストが返らんよな。真っすぐ、変化球、両方ともな。ミエセスにしても、あんなん強引にガーンといけばいいけど。そのポイントにならないんやろうな。だからバット滑ってしまうんよな。力のないライトフライになるよな、右バッターはな。そこがもうちょっとやな。あれがガンといけたらな」

ーー11日は大きい勝利と。その流れが

「そら昨日の流れはあると思うよ。まして今日先に点取られて。青柳もあんまり良くないイメージを守ってても持つよな。今日の立ち上がりみたらな。青柳が自分で打ちよったからエエやん」