0001それでも動く名無し
2023/05/14(日) 12:06:40.94ID:SzWku6ud0「外野には観客席がなく、ただ芝生の斜面に座って試合を見たり、敷物を広げたり、ビールを飲みながらイニングの合い間に空を見上げたりできた」
ホワイティングは、歴史的球場の喪失、現存のイチョウ並木が被るダメージの可能性、プロジェクトが環境全体に及ぼす悪影響への懸念から、独自に再開発反対の署名活動を立ち上げている。「野球ファンはいまより観戦を楽しめなくなるでしょう」と彼は言う。
再開発プロジェクトを取り巻く問題は複雑に絡み合っているが、反対派のなかには、ひとえに「歴史ある球場で観戦する」という経験を失うことに重きを置く人もいる。
テンプル大学に留学中のリリ・フリードマンは、ニューヨーク出身のヤンキースファンだ。日本のプロ野球の熱狂的なファンになったという彼女は、神宮球場の「歴史と、屋外で観戦できるところが好き」だという。
「旧ヤンキー・スタジアムに通っていたときと同じような感覚がよみがえってくるんです」と彼女は語る。
「ヤンキースファンの立場からすると、旧ヤンキー・スタジアムより新スタジアムのほうが好きな人など一人も知りません。たとえピカピカな真新しい球場じゃなくても、人々が心から親しみを感じ、さまざまな思い出があり、本当に特別な歴史を持つ環境を維持することには、大きな価値があると思います。いまやそうした場所は絶滅寸前ですから」
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