「あんなに努力しても実らないことってあるんだな」

寺尾氏は「バルミューダを成長させるチャレンジになるという希望を持って飛び込んだ、携帯端末という事業フィールドでした。うまくいくことしか考えていませんでした。
しかし、あんなにも努力をして実らないことってあるんだなと、この歳になって改めて勉強させてもらった」「非常に悔しい思いではありますけれども、外的要因もありますが、自分たちおよび自分の力不足だったな、という風に痛感しています」と語る。

また、スマートフォン開発でのハードルの高さにアプリを挙げる。「やってみなければ分からなかったことですけれども、ソフトウェアのクオリティの作り込みというのが非常に困難でした。
この困難を乗り越えるには、時間と根性だけではなくて、 多大な資金が必要でした」「参入して非常に感じたのは、自分たちの規模とスマートフォンというビジネス全体が持っているスケール感の違いで、存分に戦うことができなかったという悔しさは残っています」(寺尾氏)と、新規参入ゆえの課題もあったとする。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2305/12/news201.html

https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2305/12/my_0512balmuda07.jpg