HPが、他社製のインクカートリッジを使うとプリンターが動作しなくなるアップデートを
配信しました。HP純正のインクは、価格がサードパーティー製インクの2倍以上するため、
ユーザーから不満の声が上がっていることが報じられています。

問題のアップデートは、2023年3月から配信が始まったもの。HPはこの機能について
「顧客体験の質を守り、印刷システムの完全性を維持し、知的財産を保護するために
採用している」と説明していますが、これに納得できないHP製プリンターのユーザーは、
インクを無効化する機能の対象外である旧式のプリンターに乗り換えるなどして対抗しています。

イギリスのニュースメディア・The Telegraphは2023年5月11日、このアップデートにより
他社製のインクカートリッジを使用しているHPのプリンターが動作しなくなってしまったことで、
ユーザーから怒りの声が上がっていることを報じました。

例えば、Twitterユーザーのリナ・インバース氏は、The Telegraphが引用したツイートの中で
「プリンターでなぜ印刷できないのか混乱しましたが、HPのインクカートリッジは、毎月の
サブスクリプション料金を支払っていないと使えないことが判明しました。これは絶対に
クレイジーです。カートリッジに入ったインクをプリンターがブロックしてしまうなんて」と訴えています。

https://gigazine.net/news/20230515-hp-printers-ink-cartridges/