カブスの鈴木誠也外野手が「4番・ライト」で先発出場した試合で、アストロズのマイヤーズ外野手が背中にもろに死球を受け、そのまま倒れ込んでしまう場面があった。しかし、マイヤーズはベンチに下がることなく試合に復帰すると、一塁塁上で相手選手に笑顔を見せる一幕があった。

 同点で迎えた4回、アストロズは1死走者なしでマイヤーズが打席に入った。マウンド上はカブス先発のタイロン。タイロンの投げた2球目はすっぽ抜け、マイヤーズの体めがて向かって行くと、マイヤーズも半身になったが避けきれず、背中上部をダイレクトに直撃する死球となってしまった。

 衝撃の大きさからか、マイヤーズはその場に倒れ込んでしまう。そのまま痛そうにうずくまると、ベンチからはトレーナーが飛び出した。トレーナーやスタッフに囲まれるマイヤーズを相手キャッチャーも心配そうに見つめる。しかし、しばしのインターバルの後、マイヤーズは自らの足で一塁に向かうと、一塁塁上で相手ファーストの呼びかけに笑顔で応えた。その後も笑顔で言葉を交わし合う様子が現地中継で映された。

 これにはABEMAの視聴者からも「笑とるで」「ぐう聖やな」と称賛の声が飛ぶ。打者の内角どころか体に向かう死球であり、一触即発の事態になってもおかしくない場面だったが、26歳のマイヤーズが素晴らしい対応を見せた。

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