0001それでも動く名無し
2023/05/17(水) 08:19:14.04ID:VCU7zrseaそう語るAさん(40代)は、元中日ファンだ。かつては毎日ピカイチに行き、年間ピカイチラーメンを500食を食べたことも。そして中日ファンの間でも一目置かれていた
存在だった。しかし、あることをきっかけに精神的不調に陥り、うつ病と診断され、現在は務めていたIT系の会社を休職中だという。
「会社の飲み会の席で『Aさんって中日ドラゴンズに詳しいんですよね』と女の子たちに聞かれて、僕のおすすめを教えてあげたんです。最近の活躍選手、立浪の人柄、強さなど
様々な側面を考慮して、女子向けのいい若手選手をです。
また90年代からの中日ドラゴンズの歴史もわかりやすく教えてあげた。ピカイチは常連の店だから僕の紹介だと言えば味玉ぐらいオマケしてくれるんじゃないかとも言いました」
Aさんにそんな話を聞いてきたのは会社の20代の女性社員3人だった。だが翌日、会社のランチルームに入ろうとした時、彼女たちがAさんの話をしていたという。
「酷いことを言っていたんですよ。『中日ドラゴンズであんなに得意になれるって終わってる』『彼女もいないし、中日ドラゴンズと結婚したんじゃないの』『息がコツコツと
単打の音がする』なんて。その場には僕の後輩の男性社員たちもいたみたいで、みんな笑っていた。その日は会社を早退して、家に帰ったらめまいがして」(Aさん)
電話取材を行っていると、この話をしているうちにAさんは嗚咽をもらしはじめた。中日ドラゴンズの応援日数も全日制覇するなど中日に尽くし、恋愛、友人、仕事(休日の出勤も
食べあるきのために断っていた)を犠牲にしてきただけに、周囲の心ない言葉が響いたようだ。
「中日ドラゴンズは結局、僕になにも与えてくれなかったんです」(Aさん)