こども園の運転手、園児の発言に怒り一時バスから降ろす 群馬・高崎

 群馬県高崎市の学校法人が運営する幼保連携型認定こども園の送迎バスの運転手が3月上旬、園児の言葉に怒って本来の降車地点ではない場所で園児をバスから一時降ろしていたことが17日、分かった。報告を受けた市は、運転手の言動が園児への虐待に当たるとみて特別監査を行い、改善勧告の実施を検討している。


 市によると、3月3日午後、送迎バスの運転手が、園児から「一時停止していない」などと声をかけられたことに腹を立て、強い口調で「降りろ」などと指示。一時的に園児はバスを降車し、その後、再び乗車した。バスには保育士も付き添っていた。


 市は直後に園から不適切な保育があったとして報告を受け、運転手の威圧的な言動が園児を畏縮(いしゅく)させる心理的な虐待に当たるとみて調査を開始。4月20日に特別監査を実施し、職員から聞き取りを行った。近く改善勧告を行う方向という。

 運転手と付き添いの保育士の2人は、既に園を退職。市の聞き取りに対し、運転手は「園児の言葉に感情的になってしまった」などと説明したという。【庄司哲也】
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