ウクライナ侵攻、G7で対話解決に道筋を 無関心は危険

 主要7カ国首脳会議(G7サミット)が19~21日、広島市で開かれる。日本を拠点にそれぞれの分野で活躍する人たちに、各国の指導者に求めることを聞いた。【聞き手・森口沙織】

札幌平和委員会・西穂波さん
 ロシアによるウクライナ侵攻に心を痛めています。1年が過ぎても解決の道筋が見えず、子どもを含む市民の命が奪われ続けています。世界が核の脅威にさらされていることも見逃すことができません。

 米国を中心に主要な先進国はウクライナに軍事的支援を重ねています。こうした姿勢はロシアとの対立を深めるだけでなく、世界を分断させているようにも見えます。

 もちろん、ロシアの暴挙にウクライナが譲歩するような解決策はあってはいけません。ただ、解決を探る方法は軍事的な支援ではなく、両国が対話のテーブルにつく環境を整えることではないでしょうか。

https://mainichi.jp/articles/20230518/k00/00m/040/098000c