阪神の新助っ人ジェレミー・ビーズリー投手(27)が、中継ぎから先発に転向することが21日、分かった。22日に出場選手登録を外れ、2軍で本格的に練習を開始する。

 メジャーで18試合の中継ぎ登板があり、阪神には勝利の方程式の一角として加入した。ここまで11試合に登板し、防御率2・25。ブルペンの一員として役割を果たしているとはいえ、主に負けた展開での起用にとどまっている。マイナーリーグで過ごした18、19年は主に先発を任され、2年間で47試合の先発実績がある。こうした経験から、本人も配置転換に前向きだという。

 チームは救援陣が安定する一方、先発はエース青柳が不振により2軍調整を余儀なくされている。今後も有事に備え、一人でも多く先発要員を準備したい思惑がある。既にルーキーの富田を中継ぎから先発に転向させた。

 中継ぎから先発に転向して成功した助っ人の例は過去にある。メッセンジャーは当初鳴かず飛ばずだったものの、1年目の7月に先発デビューを飾ると、19年までの在籍10年間で98勝を挙げた。150キロ台の直球と、曲がり幅が大きいスライダー、フォークを持つビーズリーにはその再現に期待がかかる。

 ビーズリーに代わり、島本が今季初昇格する。

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