岸田文雄首相は21日、広島市で開催した先進7カ国首脳会議(G7サミット)の閉幕後の議長記者会見で
「われわれは皆、広島の市民だ。世界80億の民が広島の市民となった時、地球上から核兵器はなくなるだろう。私はそれを信じている。今回、私はそうした思いで広島で世界の首脳たちに集まっていただいた」と述べた。

首相はまた、「夢想と理想は違う。理想には手が届くのだ。われわれの子供たち、孫たち、子孫たちが核兵器のない地球に暮らす理想に向かって、きょうから広島の市民として一歩一歩、現実的な歩みを進めていこう」と呼びかけた。

一方、G7サミットの成果としては、初めて核軍縮に関する文書を発表したことを強調。その上で
「77年間の核兵器不使用の重要性について一致するとともに、核戦争に勝者はなく、核戦争は決して戦ってはならないことを確認した。歴史的な意義を感じる」と述べた。

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